多文化キッズサロン「うぇるかむ」見学

武蔵野台児童館2階にある「うぇるかむ」
| 多文化キッズサロン「うぇるかむ」は、「学習」「相談」「交流」等の機能を一体的に備え、日本語を母語としない子ども(外国籍の子、外国で育ち日本に帰国した日本国籍の子、保護者が外国籍等で海外とのつながりがある子)でも安心して立ち寄ることができる地域の居場所です。(福生市HPより) |
2026年8月29日(土)、福生市武蔵野台児童館2階にある福生市多文化キッズサロン「うぇるかむ」へ見学に行きました。うぇるかむ責任者である武蔵野台児童館の館長・守時さんにお話を伺いました。
福生市には世界69の国や地域から、4,606人の外国人が暮らしており、人口に対する比率は8パーセントを超えています(令和7年1月1日時点)。さまざまな国からやってきた人々が福生で暮らしていく中で、学校や会社だけでなく、地域の中でも一緒に活動したり助け合ったりする機会が増えます。災害時はもちろんのこと、平時からコミュニケーションを深めていくことが重要になります。
うぇるかむは月に4回(日曜日・月3回/土曜日・月1回)、午後1時から午後5時まで開設されています。
| 事業内容は主に以下となります。
・学習事業:「福生かるた」等を用いたゲーム形式での日本語・日本文化の学習 |
訪れる子どもたちの国籍はベトナム、中国、セネガル、エチオピア、タイ、ラオスなど様々で、小学3~4年生が最も多いそうです。武蔵野児童館の徒歩圏内である六小、一小エリアの子どもが多いですが、移動手段が基本は徒歩のため、雨の日は立ち寄る子どもたちも減るそうです。見学した時間帯も雨だったためか、訪れる子どもはいませんでした。現在、福生市内では福東地区に外国籍の子どもが多いですが、福東地区から武蔵野台児童館までは子どもだけで気軽に行ける距離ではありません。そうした地域に出張サロンを開設するなど、より気軽に子どもたちが立ち寄れる場ができるといいと感じました。

通常開設日のタイムスケジュール

日本語のプリント。計算問題や文章題などたくさんの教材がありました。
通常開設日には遊びの時間と学習の時間があり、「なつやすみの宿題サポート」など長期休みには集中的に学習に取り組むイベントも実施しています。地域の学校に通う子どもたちには流ちょうに日本語を話せる子もいますが、実際には読み書きに苦戦している場合があります。“勉強ができない”のではなく、日本語の部分での難しさを感じているなど、支援の必要性を感じます。
うぇるかむでは今年から小学校の入学サポートも行っています。市内7小学校の入学準備の書類を集め、必要なものを購入・展示し、購入できる店舗のリストや名前を書く手伝いもしたそうです。それぞれの学校での決まりに対して、保護者が混乱なく対応でき、入学への第一歩がスムーズに踏み出せるのではないかと思いました。
福生市は東京の市部で人口における外国人の人口割合が最も高い市です。国籍に関わらず、福生市の住民みんなで地域をつくっていくことが欠かせません。すでに福生市では、平時からやさしい日本語での情報発信を基本に、外国人向け防災講習会の開催や、日本語学校生徒の防災訓練への参加など非常時における取組にも注力しています。今後も子どもたちの居場所「うぇるかむ」が、子どもはもちろんのこと、保護者同士、地域もつながりあい、福生を活性化していく場になっていくことが望まれます。(会員:スエナガ)
~参加者感想~
外国にルーツのある子どもやその家族にとって、福生・日本との接点としての貴重な場だと感じた。また、こういった場はまだまだ足りているとは思えないので、さらにたくさんの子どもたちに様々な形でひらかれる必要性を感じた。
