【政策紹介②】子どもの権利擁護の視点で市政をチェック!

みんなで作った 福生ネットの2023政策を、少しずつ紹介していきます!

子どもが安心して育つまちづくりをすすめる
●すべての施策を子どもの権利の視点で進める
●子育てを地域で支え合うまちをつくる
●ひとりひとりのニーズに合った多様な学びの場を保障する
●「遊びは学び」生きる力を育む遊びの場を増やす
●子どもの健やかな心と体を育む食環境をつくる
●自立のための若者支援をすすめる

プレーパークにて。体をいっぱい伸ばして、届くかなーもうちょっと!

子どももおとなも、誰でも自分の人生の主人公

その人らしく生き、大切にされる権利を持っています

特に子どもはおとなからの擁護が無ければ、生きていけないという特徴を持っています。

そして、親(保護者)の状況が、子どもに直に反映されることも想像できることです。

親(保護者)が子どもの養育に責任を持つことは当たり前のことではありますが、「子育ては親の責任だから」という認識だけで、社会として何もしなくてよいということではありません。どんな家庭に生まれ育っても、自分らしく生きる楽しさを見つけ、自立的に暮らしていくスキルを身に着けていくことができる社会にしていかなくてはなりません。

最近の言葉で「親ガチャ」というのがありますが、まさにどんな親の元に生まれどんな家庭環境で育つかによって、人生の選択肢が極端に狭くなったりすることもあり、親を「当たりはずれ」で表現し自分の置かれた状況を嘆く若者も多いということかもしれません。

子どもの権利について、社会全体で理解をすすめ、まちづくりのルールに位置づける必要があります。

 

さて、日本が1994年に批准した国連の子どもの権利条約には、4つの原則があります。

1,差別の禁止・・・すべての子どもは、子ども自身や親の人種や国籍、性、意見、障がい、経済状況など、どんな理由でも差別されず、条約の定めるすべての権利が保障されます。

2,子どもの最善の利益・・・子どもに関することが決められ、行われるときは、「その子どもにとって最もよいことはなにか」を第一に考えます。

3,生命、生存及び発達に対する権利・・・すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療、教育、生活への支援などを受けることが保障されます。

4,子どもの意見の尊重・・・子どもは自分に関係のある事柄について自由に意見を表すことができ、おとなはその意見を子どもの発達に応じて十分に考慮します。

 

福生市をこの原則に照らしてみると、どうでしょうか?

例えば、いち早く整備が進んだと評価されているICT教育。多くの職場でもIT化が進められている現代では、こういったIT機器を使いこなしていくことも必要な面があるかと思いますが、小さなうちからタブレットやスマホの画面を見ている時間が長いというのは、健康面で心配になります。そして体を思いっきり使った遊びの時間とのバランスも必要です。また、メディアリテラシー・・・インターネットからの情報から正しい情報を読み取ったり、自分で考える力を育むことなどが必要だと思いますが、時に個人情報の流出等から、簡単に事件に巻き込まれてしまう危険性を伴います。ICT教育というテーマひとつ取っても、多方面から子どもの最善の利益は?と考えていく必要があると考えます。

福生・生活者ネットワークは、子どもの権利を大事にする視点で、福生市の施策をチェックしていきます。(会員 阿南)

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