国会を開き討議して決めて!国葬に反対します

9月15日5時半福生駅東口にて「国葬反対」スタンディングを行ないました。ネット会員や有志市民の皆さんと共に、三原智子も反対を訴えました。

国会閉会中に閣議決定した安部元首相の国葬は、今では各テレビ局や新聞社が行う世論調査で反対の声が賛成を上回っています。民意を顧みず、国会で討議をせず、故人の政治的評価を結果的に国民に押し付けるものになる安部元首相の国葬に反対します。

国葬の問題点

●法的根拠が曖昧で憲法違反である
岸田首相は法的根拠として「内閣府設置法」を上げていますが、皇室の「大喪の礼」などの儀式の規定であって、「国葬」を決めていいわけではないというのが一般的な見解です。
また、憲法学者からも異論が出ています。内閣には国葬を決める権限がない。なぜ安部元首相だけが特別扱いか法の下の平等に反する。国民全体として、勝手に敬意、弔意を表明されるのは個人の思想良心の自由を圧迫している、というような意見が出ています。

●国会を開かず閣議決定で決まる
しっかりと議論して決めるのが民主主義です。国会で討議しても多数決で最終的に国葬実施になるかもしれませんが、少数の意見にもしっかりと耳を傾け議論していくことは、国葬に関わらず全ての議案で行なってほしいことです。

●費用が多額で不明瞭
政府は最初は2.5億、その後16億と見通しを発表していますが、実際にはそれ以上であるとの憶測もあります。
最近は東京オリンピックでの汚職問題が次々に明らかになり、政府の発表する金額への信頼も揺らいでいます。

●故人の業績・行状に問題があり国民の評価は分かれている
連日報道されている旧統一教会との関係は、以前より被害者救済にあたる弁護士らが再三にわたり関係をやめるよう要請したいるにも関わらず続いていました。また、マルチ商法で被害者を出した会社との関係、学校法人「森友学園」と「加計学園」、「桜を見る会」などの疑惑が未解明なままで、国民の評価は分かれています。

東京・生活者ネットワークも反対の声明を出しています。
私たちは、安倍元首相の「国葬」に反対します! | 東京・生活者ネットワーク (seikatsusha.me)

生活者ネットワーク都議会議員の岩永やす代も他の都議会3会派とともに「国葬反対」を都知事と都教育長に申し入れしました。
国葬反対の申し入れ – 都議会生活者ネットワーク (togikai-seikatsusha.net)