わたし発で世界を変えよう!        2030SDGsワークショップ

SDGsカードゲームは企業経営から学校教育まで幅広く活用でき3年間で20ヶ国15万人以上が体験しています。

2020.8.29 福生市さくら会館にて 福生・生活者ネットワーク主催

環境問題が深刻さを増し、経済最優先の世界の在り方が問われています。さらにコロナ禍では、弱者がさらに追い詰められる社会構造も浮きぼりになりました。
私たちはこれからどんな社会を目指していけばいいのか?改めてみんなで考える機会になればとカードゲームでSDGsについて学ぶワークショップを開催しました。

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」の略称です。2030年に向け、貧困に終止符を打ち、地球環境を守り、すべての人が平和と豊かさを享受できる世界を目指す17の目標を掲げています。17の目標(下記参照)は、福生ネットが目指すところとも一致しています!

DGs(持続可能な開発目標)17の目標
1.貧困をなくす
2.飢餓をゼロに
3.すべてのひとに保健と福祉
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーみんなに、クリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくる
10.人や国の不平等をなくす
11.住み続けられるまちづくり
12.つくる・つかう責任
13.気候変動に具体的対策
14.海の豊かさを守る
15.陸の豊かさを守る
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標達成
17の目標にはそれらを達成するための具体的な169のターゲット、さらに詳細な244の指標があります。

 

2030SDGs公認ファシリテーターの大嶽貴恵さんは.NPOエコメッセの理事長も務めています。エコメッセで扱う着物リフォームの服が素敵でした!昭島・生活者ネットワークの元議員です。

参加者は、まずは人生の目的カードを引きます。目的は、お金持ちを目指す、社会貢献を目指すなどです。そしてゲーム開始。「交通インフラの整備」「長時間労働の廃止」など現実社会でもありえるプロジェクトが書かれたカードを手持ちのお金や時間を使て実行、ひとりの行動は参加者全員で共有する世界の状況メーター(経済、環境、社会の3つの状況をマグネットの数で表す)を動かしていきます。

ゲーム中の会場

ゲームの途中で一休みし、世界の状況メーターを眺めます。経済ばかりどんどん伸びているとのファシリテーターの言葉で、これはいけない!とみんなが気づき、後半は経済、環境、社会はバランスよくなりました。
世界の状況メーターは、環境団体では環境ばかり伸びたり、企業の研修で経済ばかりが伸びたなどあったそうです。

マグネットの数で表す世界の状況メーター

ゲーム後の振り返りでは、「はじめ自分のことしか考えられなかったが、後半は他の人と協力した」「児童労働のプロジェクトはしたくなかったけどお金が欲しかった」「環境と社会のメーターを増やしたいと思ってプロジェクトをしたらお金がなくなる」「経済、環境、社会のどれかが遅れていると実行できないプロジェクトもあり、相互に発展していくことが大事」などの意見がでました。世界と私の行動がつながっていることを意識して、できることを見つけて行動していかなければと思いました。

 

経団連や企業もSDGsの目標を掲げているを見るようになりました。
経団連ではSDGs達成のために原発推進としているなど、すべてが納得できるものではありませんが、それでも少しづつで世界の問題をとりあげることで、かわっていくのではないかと思います。消費者もSDGsを知り、その目標をもつ企業を評価し消費行動につなげることでも社会を変えていけるのではないでしょうか?

ほんの小さなことでも一人ひとりが行動することの大切さを再認識しました。

 

福生ネット市議会議員 三原智子も参加しました