安保関連法案について 委員会傍聴報告

  6月18日、安全保障関連法案の慎重審議を求める意見書を、福生市議会から出すことを求める議員提出議案と、市民の会「西多摩から平和をつむぐ会」から出された、同趣旨の陳情が付託されている総務文教委員会を傍聴しました。
 
 委員会構成は、正和会(自民党)4人、公明党1人、共産党1人、そして、ネット三原智子の合計7人です。
 それぞれ以下のような意見がだされ、結果は残念ながら「不採択」となりました。
 (本会議最終日の6/26に、委員会の報告がされ、全議員によりもう一度採決され、最終的な結果が出ます)

ネットと、共産党は、採択を主張!
■昨年7月の閣議決定による集団的自衛権を認める解釈改憲が行われたことは立憲主義の否定であり、この法案は問題。
■基地があるまちとして、すでに、隊員数が増えたり、オスプレイ配備計画があったり、基地の増強がされている現実とも重ねて考えると、この法案が通ってしまうことは、まちの危険度が増すということになりかねない。
■生活するまち、子育てするまちとして、マイナス。
■最高裁判決で、集団的自衛権を認めるような判決は出ていない。

自民・公明は、不採択を主張!
■すでに国会で会期を延長して慎重審議することが、出されていること。
■国の専管事項であるテーマなので、地方議会から意見書を出すことは、そぐわない。
■立憲主義の否定と言われたが、僕たちが選んだ政府が、最高裁の判決も加味して、盛んにいま国会で審議しているところだから。
■いつでもどこでも戦争ができる国になってしまうというようなことが書いてあるが、そんなことはなく、陳情理由と自分は意見が違うから

(報告者 阿南)

 

写真は6月18日福生駅前で、超党派により、安保法制関連法案が市民に十分納得がいくよう慎重に審議することを求めた訴えをしました。元福生ネット議員の阿南もマイクを持って訴えました。