多摩電力 ソーラー発電所を見学(多摩市)

多摩市給食センター視察で、おいしい給食をいただいた後、多摩市にある多摩電力の市民発電所を見学に行きました。

多摩電力は、市民の力で地域発電所をつくろうと2012年10月に設立されました。

多摩電力の方に案内して頂き、恵泉女学園の屋上を借りた多摩電力の第一号市民発電所(太陽光発電)に行きました。(写真上、中)

発電所を見た後に、恵泉女学園大学の学生が運営するカフェでお茶を飲みながらお話を伺いました(写真下)

2011年の原発事故後、社会の在り方を変えたいと、地域での自然エネルギーの普及を目指した人たちが集まり、市民の出資を募り、屋根を借りて太陽光発電所を建てています。

出資を募るための金融の知識や手続き、発電所を作るための技術的な知識、人に理解してもらい協力してもらう交渉力など、多摩電力に集まった方々は、自分の得意なことを活かしながら、この事業を進めていました。社会をただ憂うだけでなく、行動に移したことが素晴らしいですね。

多摩市で電気を作るなら、屋根でのソーラー発電が一番適しているとのこと。地域が変われば一番効率の良い発電の方法も変わってきます。自然エネルギーは、地域で使う電力を、その地域に一番適した方法で、地域の人たちが力を合わせて作り上げていくものだと思いました。

今回お話して頂いた多摩電力の方は、定年退職後にこの事業に参加されたそうです。若い人にこの事業を引き継いでいくことが課題だそうです。社会全体で、自然エネルギーの普及に取り組み、若い世代も積極的にかかわっていけるようになってきたいです。
(2014年4月23日)

多摩電力合資会社 http://tama-den.jp