新給食センターについてヒアリングに行きました
現在、小学校の給食を作っている市内2つの給食センターが、老朽化のため建て替えられることになりました。市は、数年前から建設地を検討していましたが、予定地として福東グランド近くの国有地を、無償で借り受けることに決定しました。給食センターといっても建てられるのは防災センターで、有事の時以外は、給食センターとして機能させるものです。
また、今年6月議会で教育長が『中学校給食導入を検討する』と明言したことから、センター建て替えと中学校給食導入を、同時に進めていく形となりました。
新給食センター(防災センター)は、平成29年から稼働する予定ですが、その青写真は今年度中に出来、来年6月には発表される見通しです。
そこで、現在の進捗状況等を、各課にヒアリングに行ってきました。
以下、要点をまとめました。
11月8日(金) 安心安全まちづくり課 (給食課と同席)
・敷地面積10,000㎡ 屋外スペースを広く取れるので、車の出入りがしやすく、給水車や自衛隊等の外部からの救援にも対応できる。
・備蓄物資を、現在あるわらつけ備蓄庫と2か所にすることで、被災のリスクを分散することができる。
・ガスと電気の両方が使用でき、発電機能のあるような調理器具の導入を検討している。
11月8日(金) 給食課
・給食センターの調理場は、衛生上、限られた職員しか入ることができない。災害時であっても同じ。
・センターを1カ所にすることで、コスト削減できる。
・食器の種類を増やし、料理に合った食器で提供することを検討。
(例えば、カレーライスはカレー皿、デザートはデザート皿といったように)
・現在の給食と同様、天然だし、地場野菜、国産食材を使用していきたい。
・センターを効率よく稼働させるために、調理方法等を検討中。
・各小学校のPTAの会議等で、説明を行っている。機会があれば、出向いて行って説明する準備がある。
子どもの入学をきっかけに、他市へ引っ越す人もいる。幼稚園、保育園にもPRした方が良いのではないか…との意見を伝えました。
11月13日(水) 教育委員会指導室
・消費税が上がるので、給食費の見直しが必要になるのではないか。
・中学校の昼食時間は各校で決めているが(20分間程度)、長く取れないのが現状。
・現在は、授業時間数確保が優先課題になっている。食育には、あまり重きを置かれていない。
・各校に食育リーダーが置かれていて、食育検討会を行っている。
・文科省の原則に沿って、平成28年度からの教育基本方針を26~27年度に検討することになっている。食育に関しても、中学校給食導入に先行して行う予定。
その他、年代に応じた食育、子どもが一生の食を考えられるような食育、家庭や地域との連携も大切ではないかなど話し合いました。
11月18日(月) 健康課
・小中学校の食育や給食に、直接は関わっていない。保健士が、食育検討会に参加している。
・食の多様化や朝食抜きなど、子どもの食が心配。学校給食は、大切と考えている。
・小学生と直接関わっているのは、今年度の事業『骨貯金』の講座。年2回保健センターで行うが、要望があった学校(3校)へは、出向いて行っている。
(健康相談だけでは18歳以下の子どもには届かないので、始めた事業)
その他、大人になってから、食習慣を見直すのは難しい。小学生のうちに、正しい食習慣を身に付けておくことは、とても大切など話し合いました。