若者参加のまちづくり　2025東京政策

東京・生活者ネットワーク
「2025新春のつどい」
（1月27日、杉並公会堂にて）

「スウェーデンに学ぶ若者参加のまちづくり―東京の未来へのヒント」
第1部の基調講演では、講師の両角達平さん（日本福祉大学専任講師）から、若者の参画するまちづくりについて多くのヒントがあるお話を聞くことができました。

スウェーデンの若者たちの投票率は85％と高く、「自分たちが社会に影響を与えられると感じている若者の割合は日本が24％であるのに対し、スウェーデンは65％に上っています。若者の社会参画はどのように進められているのでしょうか。

学校では、4年に一度の国政・地方選挙に合わせ　生徒会が自主的に運営する模擬選挙「学校投票」が行われ、各政党の政治家、政党青年部を招き討論会を開催、模擬投票を行っています。学校での政治の教え方は、批判的に資料を読み解く力、中立の徹底、政党ロールプレイが行われています。普段からも、クラス会議、生徒会、給食協議会が行われ、生徒が影響力を発揮できると感じられる学校運営がなされています。

若者団体も活発で、趣味でつながるサークル活動（学校の部活はないそうです）や、行政・政治家に提言なども行う若者協議会などがあります。

若者たちがいつでも集える居場所で活動拠点であるユースセンターは、人口約1千万人のスウェーデンに1500カ所（日本は全国に800カ所）もあります。その背景には、若者期を保障する「若者政策」の存在があり、政府の「若者・市民社会庁」も全国の若者団体とつながり若者の意思決定が尊重される社会がつくられています。

福生ネットでは、若者の社会参加をもっとすすめることを政策の一つとしています。若者が集える場所づくりや、若者の声を積極的に聞き市政に反映させていけるように働きかけています。

東京・生活者ネットワークでは、「ユースチーム」立ち上がり、若者が気軽にアクセスできる政治参加の窓口として、若者の活動拠点として、積極的参加を広く呼び掛けています。

 

2025年東京政策

第2部の交流会では、6月に行われる2025東京都議会議員選挙にむけて「あなたの選択が東京を変える」をスローガンにした2025東京政策を発表しました。

東京政策の重点は、
①物価高騰に直面する市民生活を支える
②人口減少と気候危機に備えた都市づくり
③情報公開と市民参加で都議会を変える。
政策の実現をめざし、都議会議員選挙にむけて擁立を決定した3人の候補予定者が決意表明を行いました。