もっと気軽に政治家と話そう!若者主催の民主主義ユースフェスティバル
民主主義ユースフェスティバル 2024年3月23日・24日
駒沢オリンピック公園中央広場 主催:日本若者協議会
U39(39歳以下)の若者の団体が主催
日本若者協議会が主催する「民主主義ユースフェスティバル」は、若者がもっと気軽に政治参加できることを目指して、今年は2回目の開催です。昨年1回目は大好評で反響も大きかったとか。
民主主義で若者が盛り上がるとはどんなイベント?東京・生活者ネットワークも参加することもあり、23日に駒沢まで見学に行きました!
広い公園の一角で参加費は無料、誰でも気軽に立ち寄れます。小さなブースがたくさん並び、キッチンカーなどもあり、文化祭のような楽しい雰囲気でした。
「選挙小屋」もっと政治家と気軽に語り合う場を
日本では選挙というと街頭演説、立候補者と握手、選挙カーで名前を連呼など、立候補者から有権者への一方的な呼びかけがおおいのではないでしょうか。
北欧では、選挙前に街中に設置される「選挙小屋」と呼ばれる政党のブースで、市民が政治家と気軽に語り合っています。政治家と語り合うという文化が根付いていない日本で、もっと気軽に政治家と話せる場をと、会場には北欧の「選挙小屋」を模したテントのブースをつくり13政党が並び、それぞれの意見をきくことができます。
参加の13政党は、日本の全政党、都議会に議席を持っている地域政党に参加を呼びかけ応じた政党です。東京・生活者ネットワークも参加、その他、立憲、れいわ、共産、社民、公明、維新、国民民主、都民ファースト、参政党、みどりの党、みんなでつくる党、教育無償化を実現する会が参加しました。今、一番説明を聞きたい自民党は不参加でした。
ステージでは「民主主義教育」をテーマにパネルディスカッション
ステージでは「民主主義教育」をテーマにパネルディスカッションが行なわれていました。
今年高校を卒業したばかりの赤澤さんは、ノルウェー留学で経験した主権者教育や子どもや若者が積極的に政治に関わっていること、議員の平均年齢も低いことなど、世田谷・生活者ネット区議の関口江利子さんは世田谷区で取り組む主権者教育などを、教諭の大畑方人さんは中・高校の実際の授業で模擬選挙などを行なっていること、司会は高校教諭の黒崎洋介さん。4人が民主主義教育について語り合いました。
北欧では民主主義の担い手を育てることを重視した学校教育が行われていて、日本との違いを感じました。
その他、ステージでは民主主義をテーマに様々なプログラムがありました。
若者主体の活動を紹介するブース
若者が主体となった活動を紹介するブースも並んでいました。
気候危機について選挙で立候補者に質問する団体や、選挙年齢の引き下げを求める団体、ジェンダー平等を進める団体、難民問題に取り組む団体などが出展し、若者の活動を頼もしく思いました。
若者に限らず日本では政治や社会問題について気軽に話し合う文化が根付いていないようで、こんな楽しいイベントで日本の民主主義が深化していったらいいですね。
福生ネットは、子ども・若者の声を積極的に市政に取り入れていくことを政策の一つにしています。
少子高齢化により少数派になってしまった若者の意見は政治の場で反映されにくなってしまいました。しかし今起こっている社会の諸問題についての政治の決定は、将来にも長く影響があります。また世代ごとに経験する社会状況には大きな違いがあり、当事者としての若者の声を政策に反映していくための施策について、積極的に取り組む必要があります。
(会員:クロサワ)