【政策紹介④】平和をまもる社会を地域からつくる!

みんなで作った 福生ネットの2023政策を、少しずつ紹介していきます!

■市民参加のまちづくりをすすめる
●市民にひらかれた議会をつくる
●住み続けたいまちを市民参加でつくる
●多文化共生のまちをつくる
●人権・平和をまもる社会を地域からつくる

ロシアのウクライナ侵攻は、1年が経過しても終わりが見えません。さらにもっと広く世界に目を向けても、さまざまな地域で紛争がずっと続いています。

戦争・紛争では多くの罪のない子どもたちや、社会的弱者といわれる高齢者や障がい者が一番の被害者になります。

紛争で街が壊され、病院も壊される・・・社会インフラがめちゃくちゃにされるということは、日本では比較的簡単な手術とされるもの、例えば盲腸のようなものでさえ治療できないで苦しみ亡くなる人々が出る。代わりに築かれるのは瓦礫の山です。

一日も早い、世界の平和を願って止みません。

平和をつくるための市民による活動も活発に行われています。

ドイツ国際平和村という国際NGOは、世界の紛争地や紛争後、その国でケガや病気の治療が出来ない子どもたちをドイツで治療リハビリを行ない、また本国に返すという活動を行なっています。子どもたちは平和村で、いろんな国籍・いろんな宗教・いろんな肌の色の子どもたちと過ごし、お互いを尊重しながら共に協力して暮らすということを自然と学ぶ場となっています。

また、アフガニスタンで灌漑用水路を作った故中村哲医師も、初めは紛争で住む場所をなくし難民化した人々に医療的支援をすることから始まり、清潔な水が必要だと考え、井戸や灌漑用水路を現地の人と共に作り、農地を広げ、緑を取り戻しました。「食料と仕事があれば戦士として志願なんかしない」と現地の方が言ったそうです。

平和な世界をつくるためには、自然との共生や食糧自給、そしてなによりもお互いを助け合い、理解し合って協力関係を作っていくことこそ最優先で進めるべきです。
武器を増強して他国と張り合っていくことは、気候危機が叫ばれている今、環境にも大きな負荷を与えています。

地域からもそうした視点で、人権を大事にする社会、世界中の人々の多様な文化を認め合う多文化共生、自然との共生を図っていくまちづくりを市民参加で進めていくことが平和へとつながる道だと考えます。(会員 阿南)