大がかりな多摩川河川敷での工事に疑問の声が寄せられました

下の写真は、福生の中央公園から多摩橋を見たところです。今、多摩川河川敷で大掛かりな工事が行われていて、疑問に思う声が福生ネットに複数届きましたので、見に行ってきました。

自然環境の保全はどうなっているの? 

福生近隣には、いくつかの自然環境に関わる団体がありますが、その関係の方に聞いてみました。
工事前の調査には、多摩川での自然環境に関わる複数の活動団体が立ち会ったそうです。例えば、「カワラノギク」の保護をしていますが、自生地は外すなど影響がないよう考慮して工事計画が作られているとか。
川の底固めをしますが、その後に砂利を敷くなど自然な形になるように仕上げるので、時間はかかるが、だんだんと自然には近い状態にもどってくるだろう。一時、小動物は姿を消したり、減少はありえるが、戻ってくることも考えられる。長い目で見れば、より自然に近くなり野生動物も棲みやすいかもしないとのこと。
そして今ある多摩川はすでに自然な形ではなく、ダムの影響で不自然に水量調節され、本来は川原に生えることがない木が生えていたりするなど、不自然な状態であることも知りました。 

みんなで情報共有を!

何も知らず散歩で通りがかった人などには、「なんで?」と疑問が出ますよね。河川の管轄は国なので、市も広報に積極的ではないようです。
ずいぶん前ですが福生市民は、南公園の駐車場が破壊されたほど近くに多摩川の水が迫ったことを、記憶していると思います。土手の向こう側に建つ家を見ると、やはり洪水は心配です。でも、治水の効果は?税金は無駄に使われていないの? 

もっと、地元住民の方々と話し合えるような機会があったらと思いました。引き続き情報収集し、考えていきたいと思います。 

工事の看板が出ていました
中央公園から多摩橋を見たところです