川崎市子ども夢パークを視察しました
また、イジメや虐待、貧困など子どもの問題を考える上で、「子どもの権利」をもっと知り、広めるための取り組みも始めています。
その活動の一環として、10月24日に、川崎市子ども夢パークへ、会員他12名の参加者とともに見学に行きました。
子ども夢パークは「川崎市子どもの権利に関する条例」をもとに、2003年にオープンしました。その条例制定から関わってきた所長の西野博之さんにお話を伺いました。
子ども夢パークでは、子どもは自主性を尊重され、ありのままの自分を受け入れられます。子どもの権利が守られているのです。そのような環境で子どもたちが伸び伸びと成長していく様子を知ることができました。
お話を伺った後、施設を案内していただきました。
夢パークには3つのエリアがあります。
交流スペース・スタジオ
子どもの活動拠点となっています。市に直接意見、提案できる「子ども会議」もここで開かれています。子どももまちづくりの仲間です。スタジオではバンド練習などもできます
「フリースペース えん」
学校の中で自分の居場所を見いだせない子どもや若者のスペースです。押し付けるようなプログラムはなく、過ごし方は自分で決めます。活動の中身は話し合いで決めます。
冒険遊び場(プレイパーク)
整地されていないデコボコの地面、子どもたちの手づくり遊具、ピザ窯、火のエリア、工具置場、着替え小屋・・・子どもの好奇心をくすぐるスペースです。」穴を掘ったり、たき火をしたり、」水遊びをしたり、思う存分泥だらけで遊べます。「やってみたい」ができる場所です。
高いやぐらや、滑り台に掛かる梯子の段は幅が広く、知恵と体力がある子だけが一番上まで登れるような工夫がしてあります。
できるだけ禁止事項はつくらず、子どもが主体的に遊べます。
西野さんは、不登校の子どもの居場所づくりなど、長年、たくさんの子どもたちと関わり、子どもに関する活動をされています。西野さんのお話からは子どもたちへの強い愛情が感じられました。
福生・生活者ネットワークでは、来年1月25日に西野博之さんの講演会を予定しています。ぜひ、多くの方にお話を聞いてもらいたいと思っています。
詳しくは「お知らせ」をご覧ください。