危険と隣り合わせ!パラシュート降下訓練に断固抗議します

パラシュートが落下した熊川児童館
令和7年11月18日、米軍横田基地が行なったパラシュート降下訓練において、羽村市民家への緊急降着の事故が起きました。11月25日に福生・生活者ネットワークとしてホームページに抗議文を掲出しましたが、その間にも重大な事故が起きていました。
<事故までの時系列>
・11月18日(火) 羽村市民家への緊急降着事故
・11月20日(木) パラシュート降下運用の安全性について「確信が得られた」と訓練再開。
同日パラシュート降下訓練の際、切り離した主降下傘がコースを外れ横田基地外に落下。主降下傘が熊川児童館敷地内にあることを確認し、夜間に無断で回収。(この時点で、公表や市への連絡無し)
・12月1日(月) 熊川児童館の屋上で、職員の点検中に米軍のものと思われるものが発見される。同日福生市職員が回収し、防衛省北関東防衛局に連絡。
・12月2日(火) 防衛省北関東防衛局が回収、米軍に確認。
・12月8日(月) 防衛省北関東防衛局より情報提供。11月20日(木)に降下訓練中に切り離した主降下傘であること、同日夜間に熊川児童館敷地内で回収したこと、児童館屋上にあったものはこれに関連する誘導傘であることが報告される。
子どもたちが安全に遊べる場所である児童館において、落下物が発見されたことは先日の民家への緊急降着と同様、重大な人身事故につながりかねない事態です。また安全性について「確信が得られた」としたにも関わらず、訓練を再開した直後に起こったこの事故を看過できません。市民生活を営むエリアに簡単に影響が出る恐れのある場所での訓練は、何が起こってもおかしくない状態と言え、危険な訓練を行なうべきではないと福生ネットは考えます。
その上、夜間に無断で公共施設の敷地内に入った点についても米軍から市への謝罪はありません。児童館による点検の部品回収がなかったら、報告もしないつもりだったのでしょうか。こうした行為を続けることは信頼を損なう事態となりかねません。
福生・生活者ネットワークは、住宅街に隣接する横田基地での、危険な訓練であるパラシュート降下訓練に断固抗議します。
2025年12月15日
福生・生活者ネットワーク
福生市議会からも、在日米軍と外務大臣、防衛大臣、北関東防衛局長、横田防衛事務所長宛てに要請文を出していますので、合わせて紹介します。
ソース: 東京都福生市公式ホームページ
https://www.city.fussa.tokyo.jp/assembly/motion/request/1020804.html
