パラシュート降下訓練に抗議します

去る11/18、米軍横田基地が行なったパラシュート降下訓練において、羽村市民家への緊急降着の事故が起きました。
このことは、一歩間違えば重大な人身事故につながった可能性もあり、見過ごすことはできません。

アメリカ本土では、砂漠等人家への影響がない場所で訓練をするよう規定されていますが、日本での訓練に関しての取り決めはあいまいで、住宅街に隣接する横田基地上空でも訓練が行われている実情があり、問題です。

今回、横田基地の中に降着すべきところ、パラシュートが開かない等の不具合が起こり、緊急的な対応をする中で、降りた場所が基地から2キロほどの羽村市内の民家の屋根でした。このことが示しているように、市民生活を営むエリアに簡単に影響が出る恐れのある場所での訓練は、何が起こってもおかしくない状態と言え、危険な訓練を行なうべきではないと考えます。
また、当該の民家に対しては、速やかに謝罪と住宅の修復が行なわれるべきです。

今回の事故に対して、米軍側から出されたコメントには、
「本件は、運用時における安全確保のために隊員が日頃から実施している厳格な訓練の重要性と有効性を改めて示すものです。降下訓練を通じて、搭乗員および関連部隊の即応態勢を維持することは不可欠であり、私たちは日本の防衛のために必要な運用上の即応性を確保しつつ、地域社会への影響の最小化に努めています。」とあります。
どんな理由があろうとも、市民生活の日常を脅かすことを許すことはできません。

福生・生活者ネットワークは、住宅街に隣接する横田基地での、危険な訓練であるパラシュート降下訓練に断固抗議します。

2025年11月25日
福生・生活者ネットワーク

 

福生市議会からも、在日米軍と北関東防衛局長および横田防衛事務所長宛てに要請文を出していますので、合わせて紹介します。

ソース: 東京都福生市公式ホームページ

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