2024東京都知事選挙を振り返って

選挙期間中、蓮舫さんの演説を聞きに、たくさんの人が集まりました(写真は国分寺駅前)

東京・生活者ネットワークは「2024年東京都知事選挙方針」のもと、蓮舫さん(無所属)の応援を決め、福生ネットでも応援をしましたが、残念ながら3位に終わりました。
しかし応援活動を通して他の政党や市民団体、個人とつながり、市民が声を上げることの大切さを改めて実感しました。投票率も上がったことはよかったことでした。

蓮舫さんの政策は、市民からの政策提案も活かして作成されました。またその政策に共感した市民一人ひとりが、プラカードなどで支援を訴える「ひとり街宣」の広がりなど、新しい応援の形もあり、市民が自主的に政治に参加しようとする動きを感じました。

SNS の動画等を活用した選挙戦を繰り広げ、無党派層や若い世代からの支持を集めた候補者がいました。政党や政治に不満を持った人の受け皿になったのではないかと分析されていますが、政策よりもそのイメージに票が集まったような印象を受けました。

都知事選挙公設掲示板のひとつ

今回の都知事選挙では、過去最多の56人が立候補し、公設掲示板が足りなくなったり、同じポスターが並んだり、見るに堪えないポスターが貼られたりしました。公設掲示板や政見放送が、政策とは関係ない自己PRや宣伝に使われることなど、公職選挙法では想定されていません。

主権者である私たち市民は、民主主義の基盤となる選挙を、もっと大切しなくてはならないと思います。政治活動の自由、表現の自由、言論の自由を規制することなく、選挙の在り方を見直す必要があると考えます。政治をもっと身近に感じることのできる選挙の在り方を考えると同時に、子どものころからの主権者教育を、地域のおとなが一緒になって進めていきたいと思います。

今回の選挙戦を通じて、多くの都政の問題・課題が浮かび上がりました。蓮舫さんの「若者や子どもを応援することで全世代にも良い影響がある」との言葉に共感します。福生ネットは世代を超えて暮らしの豊かさを実感できる持続可能な東京と西多摩・福生をめざして、東京ネットや各地域ネットとともに都政へも提案を続けていきます。

★東京都知事選挙 2024年7月7日執行

★投票率  東京全体60.62% 前回55.0%

福生市 56.14% 前回47.89%