大河原まさこさんに聞いてみました!
「なんでどんどん暮らしにくくなるの!~今の政治の問題点~」
2016年5月29日(日)10:00~12:00 福生市民会館第3集会室
私たちの暮らしは、だんだん悪くなっていくように感じます。 大企業は儲かっても、景気はよくなっていません。 アベノミクスは本当に成功しているのでしょうか?
大河原まさこさんは、自治体議員立憲ネットワークの顧問として、今のこの国の危うさを、いのちを守る視点で捉え、活動しています。大河原まさこさんに、今の政治の問題点を明らかにしてもらいました。
アベノミクスの金融政策で、いくらお金が借りやすくなって借りる人がいません。お給料上がらず、物価は上がるので、ますますお金は使えなくなっています。大企業へ税の軽減をしても、余ったお金は内部にため込み、働く人のお給料になっていません。給料は年々1%くらい下がっています。
学生の半分は奨学金を借りています。中には高い利息のつくものもあります。卒業と同時に数百万の借金を背負う人もいます。正社員になれればいいのですが、今は正社員になれない人も多い時代です。
子どもの貧困を放置すると、将来の社会にマイナスの影響があるとの調査結果があります。でも日本は、子どもにお金をかけようとしません。
介護保険制度は、年金からも保険料を天引きしています。でも、どんどん使いにくくなっています。軽度の人は制度から外し、各地方自治体に任せる方向に変わってきています。
大河原さんは、政治家の役割は、税金の使い方をしっかりチェックすることといいます。国の会計は、特別会計や官房機密費など国民には何に使っているかわかりずらいものがあります。
G7の中で一番の借金大国日本は、1000兆円もの借金があります!しっかりとチェックしないとたいへんなことになります。
GDPなどの経済指標だけ見ていては『命の大切さ』がうもれてしまいます。これでは、ひとりひとりの暮らしをよくすることができません。
「コンクリートから人へ」の政策転換で、バラ撒き公共工事ではなく、教育、社会保障など人に予算をつける。内需拡大にもなり、景気をよくすることにもつながります。
インフラ整備は、人を守る発想で、メンテナンスをしっかりやること。例えば老朽化したダムは地震がきて決壊したらたいへんなことになります。
そして、とにかく無駄遣いをなくし、借金を減らすこと!
軍需産業の発展に予算をつける方向になっているが、日本は武力に頼らない平和の発信ができるはずです。
「政治に関われない子どもたちの声を国会に届けたい」という思いをもつ大河原まさこさん。子どもたちの未来のためにも「どんどん暮らしにくくなる」と感じる今を、変えていかなければいけないと思いました。