にしたまソーシャル映画祭 「ザ・トゥルー・コスト」~ファストファッション 真の代償

IMG_20160515_100049福生・生活者ネットワークも参加している。にしたまソーシャル映画祭のキックオフ企画として、

映画「ザ・トゥルー・コスト」~ファストファッション 真の代償~
上映会&トークイベントが5月15日青梅織物工業協同組合を会場に行われました。

ファストファッションといわれ、おしゃれな服が低価格で手に入るようになりました。新しい服をどんどん買って楽しむような生活スタイルが一般的になっています。でも、安い服を提供するために生産地のバングラディッシュやベトナムなどの途上国では、生活もまともにできないような安い賃金で働かされています。また、環境に与える影響も深刻になっています。なんとなく知ってはいても、改めて映画でみると衝撃的でした。

私たちは、おしゃれで楽しげな広告によって、消費することが幸福であると繰り返しアピールされて、そのように生活してしまっていました。そのライフスタイルを見直してみようと思えた映画でした。

映画が終わった後、短時間ですが、4人はどのグループに分かれ、感想などを話し合いました。
みなさん、やはり身近な問題で、よく目にしたり、利用したりするブランドの生産現場の実態にショックを受けていました。映画を見て重い気持ちになりましたが、他の人と思いを共有し、どうしたらいいか一緒に考えることで、希望が感じられるようになりました。

トークイベントでは、フェアトレードの服や雑貨を扱う「ピープル・ツリー」の広報担当の鈴木浩美さんのお話しを伺いました。フェアトレードという言葉が分かる人が、最近やっと6人に1人になったとのことでした。少しづつ浸透しているようです。労働者にまともな賃金を払い環境にも配慮した製品は、どうしても価格が高くなります。鈴木さんは学生時代から愛用しているセーターを着ていました。気に入ったいいものを長く使う、使わないものは物々交換で他の人に使ってもらうなどの工夫も提案されました。

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左:ピープル・ツリー鈴木浩美さん右:あなみ育子

会場の一画では、青梅市のブンブンの会が、Xチェンジ(物々交換)を開催していました。

これからもたくさんの人と、映画を見て、語り合いたいと思います!

6月12日(日)福生市さくら会館で「遺伝子組み換えルーレット」上映会を予定しています。
ぜひご参加ください。詳しくはこのHPのお知らせ欄をご覧ください。