予算要望を市長に提出しました
11月6日、平成27年度度予算への要望書を加藤市長に手渡しました。
市長との面談では、福生の子どもたちの基礎学力やタブレット端末導入のこと、スクールソーシャルワーカーの今後のこと、市民の安全を守るための情報伝達について、また福生ネットが継続的に取り組んでいる、ごみ減量のためリサイクルよりもリデュース(発生抑制)リーユース(再使用)を優先させること、新しく建設計画が進む学校給食施設(防災食センターとして平時には学校給食に使用する)などについてお話しました。
2015年 福生・生活者ネットワーク予算要望事項 | |
(1)大事なことは市民が決める! | |
● | 市民にわかりやすい情報提供 |
* ホームページの見やすさ見つけやすさの追求、行政情報、資料等の掲載 | |
*防災・防犯上の重要な事項は、情報メールの英語版の配信をする | |
● | よりよい社会を実現するため、環境への配慮、障がい者雇用、男女共同参画、適正な労務基準などを加味した政策入札をする |
● | 随意契約の全般的見直し |
● | 予算編成過程の公開と市民参加 |
*関係する団体への意見聴収 | |
*市民向けの財政説明会 | |
(2)未来をつくる子どもたちへ 生きる力をつける教育 | |
● | 基礎学力をつける教育のために |
*少人数制または複数担任制の導入 | |
*専科教諭を確保する | |
*欠席等による勉強の遅れを取り戻す放課後の補習制度を、継続的に実施する。 | |
*経済的理由により塾に行けない子どもたちの学習支援 | |
● | 学校図書室に配置された司書の成果について、図書ボランティアとの連携なども含め検証を行い、 今後も子どもたちがより親しめる学校図書室をつくっていく |
● | 学外の講師(専門家、NPO、社会的活動をする人など)を招いた授業を増やす |
● | 学校支援地域本部の有効活用 |
*活動や、その意義をタイムリーに地域へ広報し、市民とのつながりをつくる | |
*学校間の連携をはかる | |
*現状の検証を行う | |
● | スクールソーシャルワーカーの充実と、労働条件の改善。 |
● | 特別支援教育についての情報は、社会状況や、教育研究の進展などで変化していくので 若手やベテランを含め、全ての教員への研修を行う |
● | 教育センターの機能充実 |
*教員の資質向上のための研修システムを担える教育センターの機能向上 | |
*教育相談の充実 | |
● | 保護者負担軽減策の継続(修学旅行、補助教材、制服等) |
● | 子どもの発達に合わせた性教育で、自分自身を理解し、命の大切さを知る機会をつくる |
*子宮頚がん、性感染症についての正しい知識をもてるようにする | |
*生涯の健康を考えるため健康課とも連携する | |
● | 日本語習得支援の強化、日本語学校の活用 |
*日本語を母語としない家庭の子どもへ、日本語習得支援の強化 | |
*日本語学校への支援の強化 | |
*日本語でのコミュニケーションが充分でない親へ、学校からのお知らせや、行事参加などの 支援を行う |
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● | 移動教室先の放射能検査の実施と、食事は放射能の影響のないものを提供する |
(3)どの子もみんな大切にされるまち | |
● | 子どもの遊びの大切さと、子どもへの関わり方について、市民が考える機会を持つ |
*子どもの遊びの大切さについての市民向け講座の開催 | |
*プレイパークの整備と、プレイリーダーの育成 | |
*子どもとの関わり方について「ふっさっ子の広場」のボランティアへの研修制度 | |
● | 親の心に寄り添った、継続的な産後ケアの充実 |
*家事援助も含めた産褥期の支援の充実 | |
● | 障がい児の放課後デイサービスの充実 |
● | 病後児保育の充実と受入れ保育園の増設、市内にバランスよく配置する |
すみれ保育園、福生保育園には遠い熊川地域などにも配置する | |
● | 幼稚園への障がい児受け入れ支援の充実 |
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子どもの安全を守るため、不審者情報等を学校、学童保育、ふっさっ子の広場、児童館などに、 迅速に伝えるシステムの確立 |
*各課共通のマニュアルで連携を強める | |
*警察との連携を強化 | |
(4)地域の特徴、人材を活かした地域振興(まちデザイン) | |
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市内の農地維持のためと、市民も農業に親しむ機会をつくるため、農業者の指導の下、 みんなで畑仕事をし、みんなで収穫を楽しむ市民体験型農園を創設したり、 市内農業者への援農ができるしくみづくり |
● | 市民活動が活性化する支援と、市民との協働についての職員のスキルアップ |
● | 遊具の塗料、公共施設の建材などを、「化学物質の子どもガイドライン」に沿って安全に行う |
● | 緑地の保全と雑木林の保護の継続と推進 |
● | 公共施設の改修、建設などは、市民が自由に使えるスペースと災害時のことも考えた機能と、自然エネルギーでの電源確保を考慮する |
● | ノーマライゼーションのまちづくりのため、学校教育に人権や福祉について授業を取り入れる |
(5)環境に負荷を与えない社会 | |
● | 2R促進と、3Rの優先順位にそったゴミ減量の対策 |
*資源ゴミのリサイクルがどのように行われているかや、その経費について、市民により 分かりやすく示し、リサイクルはリユースよりも環境負荷があることを市民に周知する |
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● | 地下水を公共財産と位置付け、福生の地下水の調査と効果的な涵養策に取り組む |
● | 全世代へ向け、自転車の運転の安全教育を推進する |
● | 東福生駅前の自転車置き場の整備 |
● | 自転車道の整備の推進 |
● | 通学路の安全対策の継続 |
● | 民間建物の、アスベスト含有資材分析調査の補助 |
● | 市内の放射能測定の継続と、土壌調査の実施 |
● | 再生可能エネルギーで、地域内自給を目指す |
*学校など、公共施設へ太陽光パネルを設置する |
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(6)食べることは生きること | |
● | 新しい給食センターへの要望 |
*米飯を中心に、パンや麺などは月数回程度の献立にする | |
*公募市民による学校給食献立検討会をつくる | |
*食育のためにも、地場野菜の利用拡大に対応できるような設計をする | |
*小中学校で実践的な食育を進めるための機能を持たせる | |
*リユース促進のため、また環境教育のためビン牛乳の導入と、栄養価の高い低温殺菌牛乳にする | |
*給食センター内に、市民との協働による放射能測定室をつくる。ゲルマニウム半導体検出器を 導入する。給食だけでなく、市内の農産物や、市民の持ち込み食材の測定ができるようにする |
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*強化磁器の食器の採用 | |
*消滅型残菜処理機の導入 | |
*再生可能エネルギーの活用 | |
(7)誰もが安心して希望を持って暮せる | |
● | 地域の中に、高齢者や障がい者、子どもなど、いろいろな人が一緒になって気軽に集まれる場所をつくり、まちのなかに支え合いの輪が広がるようにする |
● | 介護保険制度改正に向け、市民とともに、必要とされる高齢者サービスについて話し合う場を設ける |
● | 社会的弱者や生活者の視点を入れるため、防災会議への当事者の参加をより進める |
女性、障がい者、自宅介護者、子育て中の親など | |
● | 浜岡、東海村などの原発事故への緊急対応マニュアルを作成する |
● | 市内事業者との災害時協定のさらなる推進と協定内容のわかりやすい表示 |
● | 福祉避難所との提携強化、定期的な会合などにより、問題点の洗い出しと対応、 市民への福祉避難所の存在の周知と、ニーズの把握 |
● | 個人住宅の耐震診断、耐震化事業の継続 |
● | 当事者の立場に立った障がい者の就労支援策と、市内事業者との連携による雇用創出 |
● | 若者の自立のための就労支援と、その広報が当事者に届く工夫 |
*若者サポートステーションとの連携強化 | |
● | 生活困窮へ陥る手前での積極的な自立支援の充実 |
● | DV相談体制の充実 |
● | 女性を暴力被害から守るための民間シェルターへの資金的支援 |
● | 福生病院と地域医療との連携がさらに有効になり、医療の充実と経営の安定が図れるようにする |
● | 福祉バスの利用対象者の拡大 |
*小学生が、ひとりで公共施設のイベントなどに参加するため利用できるようにする | |
*怪我をしたときなど、一時的に利用できるようにする | |
*小さい子どもを連れた親のため、バス停を子ども家庭支援センターの前につくる | |
● | 市として、自殺防止策への積極的姿勢を示していく |
*相談窓口などの充実と、窓口対応者の育成 | |
*遺族への心のケアと生活面のサポート | |
● | 一人暮らしの高齢者の増加が見込まれるため、市民後見人制度の質的向上と、増員と制度の周知 |
● | 不審者情報等が、市民と共有されるための携帯メール活用の継続 |
● | 拝島駅北口周辺、加美平、武蔵野台の交番設置 |
(8)市民がつくる平和 | |
● | 横田基地増強反対運動の推進 |
● | 航空機事故への対策マニュアル整備と、航空騒音防止のための諸策の推進 |
● | 横田基地内も含めた広域的な環境保全策 |