この測定室は、市民が運営しています。東電福島原発事故前は、週に1度の測定を20年間続けてきたそうです。
チェルノブイリ原発事故のとき、輸入食品の放射能汚染が問題になりましたが、少ない設備での抜き打ち検査は、ほとんどフリーパスのような状態でした。危機感をもった市民が立ち上がり市独自の測定を始めました。
市民の運動で500万の測定器を購入し、その後20年間も測定器大切に使い続けてきたことに、とても感心しました。測定しても何も検出されない方が多かったそうですが、日本に原発があるかぎり続けていかなくてはとの思いがあったそうです。
この測定器は、壊れたらもう部品はないというような古いものですが、同じ検体をもっと高額な機械で測定した機会があった時に、値がほとんど変わらないそうです。