農園で地域交流!わくわく都民農園小金井の見学
5月22日(金)小金井市にある「わくわく都民農園小金井」(以下わくわく農園)に伺い、ネットメンバーで見学をしました。武蔵小金井駅北口を出て徒歩5分、約3,000㎡の畑が広がっています。

駅前のマンションと畑のシンボルツリーが対照的でした。

わくわく都民農園の販売棟。ガラス張りで通りがかりの人もふらっと立ち寄りやすいたたずまいです。
わくわく農園は都市農地の保全と、超高齢社会に向けた高齢社会の活躍と、地域の多世代交流ができる地域モデルの確立を目指して、東京都が整備しました。2022年3月から開園し、運営は(一社)小金井市観光まちおこし協会(以下まちおこし協会)が行っています。わくわく農園にはカフェ併設の販売棟と5つの特徴を持った農園があります。
★セミナー農園…全50区画の貸し農園。1年を通して若手農家による栽培セミナーを受講し、野菜栽培技術を習得できます。例年募集の3倍の応募があるそうです。
★こども農園…都内在住の子どもたちが参加する畑。月謝制で、野菜栽培体験だけでなく、調理体験や環境教育もあります。日々のスケジュールには「おしごと」や「おやつ」など子どもたちが野菜をつくり、育てた野菜で調理をする時間があります。「のんびり」時間は思いっきり穴を掘ってみたり、鶏を追いかけたり、プレーパークのようでもありました。

プレーパークのようなこども農園。奥に見えるのが中央線の高架。

こども農園のスケジュール
★福祉農園…地元のB型作業所が借りている畑。新規就農の農家の指導により、農福連携を推進しています。販売棟では作業所のクッキーも売っていました。
★地域農園…社協、NPO、町会、商店街などが借りている畑。多世代異分野交流を推進します。
★共菜園…地元の保育園や幼稚園の種まき・収穫体験のための畑。子ども達が体験することで、都市農業への関心をそだてます。
区部に近ければ近いほど農地が減っている現状があり、農地を保全していくためには、消費者が農地のあり方を自分事として考えていく必要があります。農園で土に触れ、野菜が育つ様子を目の当たりにした人には、きっと普段目にする野菜の姿も変わって見えるのではないかなと感じました。

明るいカフェスペースでお話を伺いました。
農園の見学の後、運営者のまちおこし協会の方からお話を伺いました。
わくわく農園は東京都、小金井市、町おこし協会、地権者の4者で契約をし、運営しています。わくわく農園の土地は、農地が地域の役に立ってほしいという思いで地権者が提供しているそうです。また、まちおこし協会は都のモデル事業として選ばれる前から、住んでいる人がまちに愛着を持てる仕掛けや、まちおこしを手掛ける人を育てることについて、どんな形で実現していけるのか地元の各種団体と話し合いをしていました。まちを豊かに、元気にしたいという希望が上手くマッチングして素敵な空間が出来上がっているように感じました。
そして農地としての機能だけでなく、災害時の防災空間としての役割を持つ点も重要です。農業用井戸(非常用発電機対応)を備えたり、太陽光発電・蓄電の利用、地域住民と災害時対応訓練を実施するなど、地域にとって必要な拠点となることで、より農園が身近な存在になっているのではないかと思いました。
「わくわく農園」は5つの農園を介して、様々な団体と多世代で交流をしながら、地域の課題を知り、どう解決していけるか、話し合うことができる場です。福生市でも、以前まで農地だったところが宅地や駐車場になり、農地の減少が加速しています。また地域団体の後継者不足など、少子高齢社会の地域の課題もたくさんあります。農地の保全という課題や、それぞれの団体の課題を持ち寄る場を作ることなど、どんな形で取り組んでいく事ができるのか、大変学びの多い見学でした。

まちおこし協会の方とネットメンバーで畑をバックに集合写真
