水質調査2025

今年の水質調査は、福生市の<下の川緑地せせらぎ遊歩道公園>の水を採水して行いました。パックテストによる調査はCOD(化学的酸素要求量)、アンモニウム態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素、りん酸態りんの5つの試薬で測定します。硝酸態窒素の値が少し高く出ましたが、試薬の数値はどれも「問題なし」の基準内でした。下の川は水がきれいで量が少ないので、子どもたちも安全に遊ぶことができる川です。これからもきれいな水を保ちたいと思いました。
今年もたくさん豪雨がありました。都心ではマンホールから水があふれるなど、通常では考えられないような雨の降り方をすることが増えました。雨水と下水が合流式の下水道では、降雨によっては雨水で希釈された汚水の一部が水再生センターに流入する前にそのまま河川や海に流れるようになっています(※福生市は分流式下水道です)。きれいな川や海を保つためには、汚れた皿を拭ってから洗ったり、環境負荷の少ない石けんを使用したり、一人一人が排水に対して責任を持つ必要があります。

また、記録的な渇水により農作物に大きな影響があった地域もありました。私たちの命をつなぐ水に対して関心を持ち、身近な水環境をみんなの力で守っていきたいと感じた水質調査でした。

(会員:スエナガ)