高齢になっても安心して自分らしく暮らし続けるために
介護保険 市に任される総合事業
2000年に始まった介護保険は、今年で17年目を経て、今は高齢期の安心を支える制度として大きな役割を果たしています。
3年ごとに制度の見直しが行われています。2015年の改革では、2025年以降の介護高齢者の急増を予測し、それにともなう財源確保のため、「要支援1・2」のサービスの一部が、市区町村に移行されます。これを「介護予防・日常生活支援総合事業」=「総合事業」と呼び、来年3月までには各市区町村で独自の新サービスをつくっていく必要があります。
福生市でも動き出しています。福生ネットは「高齢になっても安心して自分らしく暮らせる」ことを政策のひとつにしています。市の総合事業が使いやすいものとなるために、市民の声をもとに市へ提案していきます。
老後はどのように暮らしたいですか?
自分が高齢で手助けが必要な状態になったら、皆さんはどんなサービスを望みますか?
また、介護予防のためにはどうしたらいいか?高齢者をささえるボランティアが活躍しやすい仕組みはどうしたらいいか?など、市民のみなさんの声をお聞かせください。
近隣自治体のデイサービスを視察
瑞穂町のデイサービス「二本木交茶店」を訪問し、介護保険改正への取り組みについて伺いました。市の担当者と事業者が、じっくりと話し合うの場を持ったとのことでした。事業者など関係者とも十分話し合い、制度をつくっていく必要性を感じました。(三原智子のホームページにも報告がありますのでご覧ください)
「要介護1・2」も介護保険制度から移行される?
介護保険は、利用者を介護度が低い順に要支援1、2、要介護1~5と認定します。
国は、要支援1,2の市町村への移行がどうなったかの検証もできないうちに、要介護1,2のサービスも縮小することを検討しています。
介護度が低い人がサービスを受けられないことで重症化することも懸念されます。
福生ネットでは、「介護保険制度の保険給付から「要介護1・2」の生活援助・福祉用具他を外さないことを求める」署名活動も行いました。