小作浄水場見学

私たちの飲み水はどこからくるの?

     右:凝集剤(ポリ塩化アルミニウム)
     を入れたもの
     左:そのままの川の水

     塊が大きくなるため、沈みやすくなる⇒

4月4日、小作浄水場に大人8人、子ども7人で見学してきました。

多摩川の羽村取水堰から約3kmの道のりを、ポンプで小作浄水場へ送られてきた水を浄水しています。

ポンプから送られてきた原水を浄化しやすくするため、PH調整をし、細かいほこりなどの汚れを塊にし、取り除きやすくするためにポリ塩化アルミニウムを注入します。

その後、塊を沈でんさせ、アンスラサイト、砂層、砂利層でろ過し、さらに細かい汚れを取り除きます。

最後に、PH調整をし、消毒剤を注入させると、水道水ができあがります。福生市は、季節によって前後するのですが約6割が地下水、約4割が水道水です。浄水された水に地下水をブレンドし、皆様の水道の蛇口へと運ばれていきます。

多摩川の上流域の奥多摩町などには、水道局が管理している面積21,630ヘクタールの水源林があります。その水源林は、降った雨をゆっくりと浄化し、地下水として蓄えます。また、雨が土の中に浸透するため、地表を流れる雨水が少なくなり、地表の土砂浸食を防ぎます。

この水源林を守り育てることにより、原水の質が良くなり、浄水場で使われる薬剤が減るそうです。

水は循環しています。
私たちが使った水は、やがて雲になり、雨となり、水源林にも降るでしょう。安全でおいしい水を飲み続けるためには、水を汚さない事が大切なのだと感じました。

                  塊になったものを脱水したもの
                  (ケーキ)は、1日5tできる
                  ケーキは、園芸用の土として
小作浄水場 全景          リサイクルされている  ↓
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