cv-22オスプレイ 米軍横田基地への配備撤回を求めます!

4月3日、延期されていた米軍横田基地へのCV-22オスプレイ配備計画の前倒しが突然発表され、今年の夏に配備する計画ということが明らかになりました。その2日後、4月5日にはCV-22オスプレイ5機が横田基地へ飛来ました。

福生・生活者ネットワークでは、CV-22オスプレイの横田基地配備計画が発表された平成27年5月に、福生市長に対して「CV-22オスプレイの配備に反対する要請」を行なっていますが、その時から状況が変化していることを考え、あらためて福生市長に対し要請を行いました。
(4月23日)
市民の安全と安心した暮らしを守るため、米軍横田基地へのCV-22オスプレイの配備撤回を強く求めます。

以下、要請文

垂直離着陸輸送機CV-22オスプレイの横田基地配備に関する要請

米軍横田基地へのCV-22オスプレイ配備計画は平成27年当初、平成29年後半に配備を開始することになっていましたが、平成29年3月には要員不足を理由に平成32年まで延期すると発表していました。しかし、4月3日に突然今年の夏に配備すると発表し、4日には横浜市の米軍施設に5機が陸揚げされ、5日横田基地へ飛来しました。今後、数年間で合計10機と約450人の人員を配備する計画です。

防衛省は3月中に情報を得ていましたが、福生市と近隣自治体への情報提供等はなく、住民を蔑ろにする国のやり方には憤りを感じます。

平成30年4月17日横田基地対策特別委員会において、「CV-22オスプレイの横田飛行場配備について」とし、加藤市長並びに担当者より説明がありましたが、その質疑の中でも要員不足が解消されたかどうかは確認されていないとのことでした。

平成29年8月には、オスプレイの重大事故率が普天間基地に配備される前に政府が公表していたものより1.5倍に増加したとの発表もあり、普天間基地から度々横田基地へ飛来するオスプレイにも周辺住民の不安は大きくなっています。

「横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会」は北関東防衛局長に対して口頭要請を行い、コメントを発表するに留まりましたが、加藤市長におかれましては7日には横田基地司令官、9日には防衛省地方協力局長を訪問し、速やかに詳細な情報を提供するよう求め、奔走されたことに心強く思う市民は多かったのではないかと考えます。

加藤市長におかれましては、基地の機能強化につながり市民の安全と安心が確保できないCV-22オスプレイの配備については容認できないとの立場を明確にされていますが、福生・生活者ネットワークとしても市民の安全と安心した暮らしを守るため、日米両政府に対して配備撤回を求めること、情報提供の徹底を求めること、市が新たに得た情報については議会や市民へ迅速に提供することを強く要請します。

 

平成30年4月23日 福生市長  加藤 育男 様

福生・生活者ネットワーク   代表    風間 千晶
市議会議員 三原 智子