「わたしは日本国憲法です」わたしを手放さないでください~鈴木篤氏出版記念講演報告~

2014年10月12日 14時02分 | カテゴリー: トピックス

鈴木篤氏出版記念講演会 10月11日 立川アイムにて 

 

東京・生活者ネットワークの顧問弁護士でもある鈴木篤氏は、「江戸川憲法を読む会」に拠り学習会や講演会で憲法問題を市民に広げる活動をつづけています。特定秘密保護法や集団的自衛権など憲法を踏みにじるような乱暴なことがまかり通っていることへの危惧からこの本を執筆しました。

鈴木氏の講演を聞き、9条も素晴らしいですが、日本国憲法の前文は、とても素晴らしいということが再認識されました。前文では、世界平和の希求、日本の安全を守るのは武器ではなく「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」といっています。

でも、戦後、食べ物にも困っている時に、日本国民は新しい憲法にかまっていられたでしょうか。憲法より少し先に施行された旧教育基本の前文では、日本国憲法の理想実現には人の育成をまたなければならない、といっています。しかし、憲法が施行されて68年以上たっても、まだ民主主義や憲法についてしっかりと教育を受けた人がどれほどいるでしょうか?教育基本法も平成18年には改正され、それまで、重要視された「教育の独立性」が危うくなり、首長の教育への介入も問題視されています。

世界中で戦禍に苦しむ人々がたくさんいます。今こそ、日本国憲法の精神を世界に発信していきましょう。憲法9条にノーベル賞は逃してしまいましたが、私たちももっと勉強していかなければいけません。鈴木篤氏の「わたしは日本国憲法です。」は日本国憲法が一人称で語りかける形をとっていて、とてもわかりやすい本です。


「わたしは日本国憲法です。」著者:鈴木篤 出版:(株)朗文社